これまで積み重ねてきた経験や資格、そして人柄。それらは本来、社会にとって価値ある資産のはずです。しかし名刺や肩書きだけでは、その本質までは伝わりません。そんな“見えない価値”を可視化しようと挑んでいるのが、今回ご紹介するWebメディアサービス、COMPANY NOTE(カンパニーノート)です。
名刺交換の限界を超える|COMPANY NOTE(カンパニーノート)が目指す「他己紹介」
MiiCanvas編集部宮崎さん、まずはお仕事について教えて下さい。



はい。COMPANY NOTEというWebメディアサービスを運営しております。埋もれている人や企業を紹介することを主軸にしています。
宮崎さんがこのサイトを作った原点は、営業時代の強烈な実感でした。名刺交換をしても、相手の名前を覚えるだけで精一杯。そこにあるのは、会社名・肩書き程度の情報だけ。けれど実際には、その人が持っている資格や強み、そして会社の“中身”は見えないまま終わってしまう。



名刺交換した際、その方の名刺を頂いても名前を覚えるのが精一杯で、持ってる資格などが分からない。会社でいうと、どういう事業をやっているのかが分からないことが多々ありました。これはものすごく機会損失だなという気持ちでした。


さらに宮崎さんは、資格や経験が “知られないまま” になっていることを、はっきり「もったいない」と言い切ります。
宮崎さん:
「お金をかけて資格を取ったりしているのに、それをお金に変えていないということは、すごくもったいないことだと感じていました。だからこそ、その価値を何とかしたいという想いで作ったのがこの ”COMPANY NOTE” というWebサイトなんです。」



お仕事をされてきて、感じてきた想いを形にされたということですね。



はい。自己紹介じゃなくて 「他己紹介」。他人が紹介する他己紹介。
COMPANY NOTEの強みとは|“SNSにも載らない魅力”を可視化する
宮崎さんが見つめているのは、「ネットにある情報」だけでは届かない領域です。人の魅力は、経歴や実績だけではなく、「趣味や価値観、会話のきっかけになる “人間味” 」に宿る——。



SNSではなく、Webメディアサービスで展開しようと思った理由はありますか?



SNSにも載せていない部分を可視化したい。それが、うちの本質なんです。
例えば、僕は車や猫がすごく好きなんです。それを知っていてくれると会話のきっかけになりますよね。相手を知ろうとする姿勢そのものが距離を縮めることにつながる。ビジネスにおいて、この距離感はとても大切だと思っています。
言い換えるなら、COMPANY NOTEは「映える発信」よりも、「信頼につながる“その人らしさ”」を丁寧に言葉にして、出会いの質を変えていくサービスなのだと感じました。
宮崎さんは、掲載した記事が「本人・自社」だけでなく、まったく別の第三者に読まれ、理解され、反響が返ってくることに手応えを感じたと話します。
——「印象的だったお客様や、やりとりなどがあれば教えていただけますか?」
宮崎さん:
「以前、Xでもご紹介しましたが、掲載させていただいた企業様から『他社の方に見ていただいた際、“御社はこんなことができるんですね”と理解していただけた』という声をいただきました。やってよかったと感じた瞬間ですね。また、『信用につながった』というお声も頂戴しています。」
「掲載=読まれる」で終わらず、「読まれる=理解される」へ。さらに「理解される=次の相談や案件が生まれる」へ。COMPANY NOTEが目指す“機会損失ゼロ”が、現場の手応えとして語られていました。
宮崎昭さんの歩み|効率よりも「会いに行く」仕事が信頼を生む
宮崎さんの人柄が最も伝わってくるのは、仕事のスタイルです。ご本人は自分のことを、効率最優先の時代にあえて逆行するように語ります。



これまで仕事をする中で、ご自身らしさが出ているエピソードがあれば教えて下さい。



営業をしていた頃の話です。お客様とのやり取りは電話で済む内容でしたが、会社から“行ってほしい”と言われ、千葉を夜12時に出発しました。軽自動車で向かった先は富山。到着したのは翌日の11時半頃でした。
30分間、ひたすら話を聞いているうちに、これは単なるクレームではないと気づきました。噛み砕いて考えると、その本質は“僕と直接話したかった”という思いだったのかもしれません。
目的は、たった30分の対話。けれど、その30分の中に“本音”があると言います。
もう一つ象徴的なのが、「訪問禁止(NG顧客)」と言われた相手に、あえて会いに行った話です。怒りの裏には理由がある。だからこそ、逃げずに聞く。
宮崎さん:
「訪問禁止、絶対に行くなというのが会社の方針でした。でも逆に “なぜダメなんだろう” と疑問に思って、当時はあえて足を運びました。30分ほど怒られ続けると、だいたい落ち着くんですよ。そこで “お話を聞かせてください” と伝えると、お客様が本音を話してくれるんです。」
富山へ向かった話や、訪問禁止の相手にあえて会いに行った話は、効率化やリスク管理が重視される現代の営業スタイルとは少し違って見えるかもしれません。
それでも宮崎さんにとっては、「会って、直接聞く」ことこそが信頼への近道でした。
“会いに行く” “聞ききる” “言葉にして残す”。この姿勢そのものが、COMPANY NOTEの思想とつながっているように見えました。
宮崎さんが本当に届けたい人|“表に出ない”すごい活動に光を当てる


COMPANY NOTEが応援したいのは、「派手な発信が得意な人」だけではありません。むしろ逆で、いい活動ほど表に出にくい現実があります。
宮崎さん:
「先日、こんな方にお会いしました。本業は建築家なのですが、趣味の部分で子供食堂をやられている。このような活動をされている方は、発信することが難しいことがあります。」
宮崎さん:
「この方、最初は食材を自腹で用意されていたんです。でも活動を発信するようになってからは、食材が自然と集まるようになりました。」
宮崎さんが言う「可視化」は、単なるPRではありません。必要な人に必要な協力が届く状態をつくること。そのための橋渡しなのです。こうした “表に出ない価値” を言葉にして伝えるのが、COMPANY NOTEの役割だと感じます。
COMPANY NOTEが光を当てたい存在|伝えきれていない価値に
経験や実績は十分にある。それでも、「何をどう言語化すればいいのか分からない」「発信に自信が持てない」と感じている人や企業が多いのも現実です。
宮崎さんが光を当てたいのは、そんな“本来もっと評価されていい存在”です。



ものすごくいいものを持っているんですけど、なかなか自分を出せていない方って結構いらっしゃるんですよ。
だからこそ、もし今あなたが——
「名刺交換はしているのに、次につながらない」
「資格や経験が、仕事に結びつかない」
「自社の強みを説明しても、うまく伝わらない」
そんな感覚を持っているなら、COMPANY NOTEに “言葉の棚卸し” を頼ってみる価値は大きいはずです。
宮崎さんが描くビジョン|“関わらないはずの人”をつなぎ、やってよかったと言える関係へ
業界が違えば、本来は交わらない。けれど、間に入って橋を架けることで、ビジネスが良い方向へ動き出す——。
宮崎さん:
「やってよかったと思ってもらえることが、何よりうれしいですね。異業種同士では本来交わらない事業もあると思います。でも、僕が間に入ることでマッチングが生まれ、良い形でビジネスにつながっていく。これまで関わらなかった方同士をつなぎ、その事業が発展していくことが理想です。」
この「本来は交わらない関係をつなぐ」という視点は、次の一歩を模索している人や組織にも通じるものがあります。役職や肩書きだけでつながる時代は終わり、価値観や人柄、背景に共感して仕事が動く。だからこそ、「他己紹介」や「本質の可視化」が武器になるのだと、これまでのお話が一本の線でつながります。
宮崎昭さんからのメッセージ|“多幸(たこう)”という未来
最後に、宮崎さんが大切にしている言葉を伺うと、返ってきたのはすごく温かい一言でした。
宮崎さん:
「やっぱり “多幸” っていう風にしたいですよね。多くの人と会うことによって幸せを呼ぶっていう意味の多幸。」
情報発信の目的が、「目立つこと」や「売ること」だけで終わらない。出会いが増え、理解され、信頼が積み
重なっていく先に、関わる人たちの幸せが増えていく。宮崎さんの言う“多幸”は、そんな未来の設計図でした。


会社概要
| 会社名 | 株式会社KinRen千葉 |
| 代表者名 | 宮﨑 昭 |
| 設立年 | 2013年3月 |
| 事業内容 | コレミラグループ ・WEBメディア事業「COMPANY NOTE」 ・ECサイト「CleanPartner」 |
| Webサイト | https://co-note.net/ |
| SNS | https://x.com/m_company_note |
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